歳とると痩せない・・・ 《ダイエットの決意》

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昔の私は

子供の頃から私はガリガリに痩せた子で、いくら食べても太らなかった。

おしゃれをしたくなる年頃になると、痩せすぎていることで既成の洋服が合わず逆にそれが

コンプレックスだった。

ウエスト58cmのスカートはぶかぶかで、歩いているとくるくる回っていつの間にか前後が

逆になっていた。

それを固定するためのベルトも一番内側の穴を使っても大きく、どの大きさにも調整できる

ようなメッシュのベルトも先が余り過ぎて背中まで回ってしまう始末。

当然ズボンもぶかぶか。特に太ももの部分が全くぴったりしないので格好悪いことこの上

なかった。

固い椅子に座ろうものなら、尾てい骨やお尻の骨が当たって痛くて耐えられない。

上半身もあばら骨が浮き出ていて、紐なしブラなんてするとそのままストンと落ちてしまう。

とにかく、いつも周りの人を見て、洋服がしっくりくる肉のつき方を羨ましく思っていた。

20代後半までの私の体重は36kg。

かと言って食べないわけではなく、かなり食べる方だった。

太るなんて無縁のことで痩せたまんま歳をとっていくのだと思っていた。

30歳を過ぎてから

30代になってから、体重が40kgを過ぎるようになった。

まぁでも痩せすぎだったから、それが普通の体重だと思い特に気にすることはなかった。

変化に気づいたのは結婚が決まった頃。

ウエディングドレスを作るために採寸したのだが、その3ヶ月後、仮衣装合わせをしたところ

ドレスがきつくなっていた。

さすがにこれはやばいぞ!と思った。

たった3ヶ月で、この体型の変化。結婚式までにもっと太っちゃうかも・・・

心配はしたのだが体型維持の対策は何もとらず、ラッキーなことにそれ以上太ることもなく、

結婚式は無事に終了した。

その後私は妊娠した。その時に体重が10kgほど増えてしまい、病院の指導を受けた。

通常は妊娠時、普段の自分の体重の6kgオーバー程で抑えておかないと、産後に体重過多に

なる。

赤ちゃんと胎盤等の重さ=6kgということだ。

一時切迫性早産の疑いがあり1週間ほど入院して、食餌制限で退院時には3kgほど体重が

落ちていた。

だが陣痛で再度病院に行くまでの間にどんどん体重が増えていき、産後の体重は+6kgに

なってしまった。

その後も母乳をあげている間やたらとお腹が空き、あれよあれよという間に体重は10kg

オーバーになってしまった。

写真に写る私の顔はまんまるで、もはや昔の自分の影も形もなかった。

それなのに、今まで太ったことのなかった私は『いつでも痩せることはできる。痩せるのは

簡単。』と悠長なことを思い、普段通り自由に食事をしていた。

身長(cm)-110=理想体重 と言われるが、このあとその体重に戻ることは二度となかっ

た。

あ、一度だけあった。

それは突然百日咳にかかった時だ。

咳が3ヶ月止まらなくて、体力消耗し5kg体重が減った。

そしてその体重をなんとなく維持しながら1年後、また百日咳にかかった。

その時も体重が5kg減った。

合計10kg。理想体重に戻ったのはこの時だけだ。

理由はどうあれ痩せたことに気を緩めた私はまた好き放題食べ続け、結局またピーク時の体重

に戻ってしまっていた。

そして今

フルタイムで働いて残業もかなり遅くまでしている私は、あらゆることに時間をかける余裕が

ない。

ところがひょんなことから数か月前に足を骨折をしてしまい、完治するまで家でゴロゴロする

しかなくなってしまった。

そこでこれを機にやりたかったけどできなかったことをやってみようと思い、社会復帰するま

でに少し痩せて同僚をびっくりさせようという気になった。

こんなくだらない理由でもモチベーションを維持できるならそれでいいと思う。

足を怪我しているため、運動することは無理。

だから普段食べる物を変えて体重を落としてみようと思った。

これから、私が実践してきた食事の記録を少しずつ載せていこうかなと思っている。

自分で読み返した時に、『あぁ、こんなこともあったな。』と思えたらそれはそれでいい思い

出かもしれないし。

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