群馬県で強姦致傷を起こした高畑裕太の母、高畑淳子が25日息子と面会した。
前橋署に訪れた敦子さんは上下黒の服を着て髪の毛を束ね、シンプルな化粧をして車から降り
た。
待ち構えていた報道陣に向かい、頭を下げ、謝罪とともに「これから初めて本人と会いますの
で、詳しいことは明日話せると思います。どうぞよろしくお願いします。」と言い、署に入っ
て行った。
会見予定の26日は、24時間テレビが始まる前であり、配慮した上での日程のようだ。
当の本人は落ち着いて
すっかり憔悴している母とは裏腹に、当の息子は警察への連行や検察の調べに取り乱す様子を
見せることもなく、夕食もぺろり、朝食もぺろりと平らげ、淡々としているという。
裕太容疑者の罪状は強姦の一段階上の強姦致傷。
量刑は重くなるしほぼ求刑通りになる傾向にあり、執行猶予がつくとは考えにくい。
被害者のお気持ちによるが、示談が成立するのも難しいと思われる。
ただし、被害女性の怪我は右手の親指と手首の打撲ということなので、その怪我の程度から重
大事項と捉えられるか否かにより今後の量刑が決まってくるという。
また、本人は計画的犯行ではないと説明しているそうだが、今回の手口が巧妙すぎて本当に無
計画だったのか、そして初犯であるのかとの疑いを警察側に持たれているらしい。
犯行の前日には「飲みにいくのにどこかいいお店はありませんか?」とフロントにいた女性二
人に話しかけていて、その一人が今回の被害者であることからあらかじめ目をつけていた相手
だと考えられている。
どうも高畑容疑者には「認知のゆがみ」があるのではないかと指摘している人もいる。
彼の強引な行動は、
「相手もそれを望んでいる」と自身が思い込んでいるということだ。
もしそれが本当であるならば、長い時間をかけて
「心理療法」や「認知行動療法」が必要であるという。
仕事が忙しく休日がない母、淳子さん。もともと胃弱であることから今回の事件が引き金にな
りダウンしてしまう可能性もある。
今後の動きとしては、
8月26日 検察側の勾留請求
9月4日 勾留満期 証拠不十分であれば検察により再び勾留請求
9月14日 起訴後、高畑側保釈請求
のようになるのでしょうか。
高畑淳子さん会見
母の高畑淳子さんが26日に会見を行いました。
裕太容疑者は接見時泣いていたと言います。
そして「申し訳ない」と連呼していたそうです。
仕事の影響も心配していたそう。
「死のうと思った。」とも語ったそうです。
母親から見ても、「息子が芸能界に入り綺麗な女優さんたちを見て浮かれていた。
女性との接し方を見ていてある意味危惧があった」と答えています。
被害者については「自分の娘だったらと、その立場にたって冷静に考えたい。」としていま
す。
裕太容疑者の今後については、「芸能界に復帰をしてはいけないと思っている。」
自身の活動については、「自分の贖罪として、年内の仕事は続ける。」と言っています。
息子のしでかした罪についての親の責任は、
「息子がいくつだとしても親は親、一切関係ないとは言えない。」と答えています。
会見予定時間を過ぎても誠意を持って答えていた母敦子さん。
何を聞かれても真摯に受け答えをしていたが、息子の性癖についてしつこく聞かれてさぞや辛
かったろうにと思います。
この件に関してだけではないですが、悪いことにせよ良いことにせよ記者がどうしようもない
質問をすることが多い気がしています。
テレビを見ていて、「一体その質問にどう答えればいいのさ!?」と自分のことのように不愉
快になるようなこともあります。
「自分たちは聞くことが仕事だから。」と思っているのかもしれませんが、もう少し頭のいい
質問をしてもよろしいのではないでしょうか。