真宗大谷派僧侶の川村妙慶さんのお言葉です。
「相手が怒り出したとき、どう対応したらいいのかわからない」
という人が多いと思います。
怒りをあらわにする人は「不安」なのです。
しかしそんな弱い自分を見せられなので、攻撃的な感情を怒りに
置き換えて、自分を守ろうとしているのです。
そのような人にはどのように対応したら良いのでしょうか。
冷静に同調する
怒る人は我を忘れています。
「なんでこんなこともわからないのだ。」と。
自分はわかっているのに相手はわかっていないとしか思えないの
です。
そんなときには、相手の言っていることに「なるほどですね」と
同調しましょう。
それで相手はまずは落ち着きます。
次に「申し訳ありません。もう一度確認したいのですが、こういう
ことなんですよね。」と賛同しましょう。
冷静なその一言で、相手も自分が何を訴えたいのか再認識してくれ
ます。
何も言わず聞き流す
怒るにもエネルギーが必要です。
なので同じ状態をそう長く続けることはできません。
相手の怒りが理不尽だと感じたら、何も言わず聞き流しましょう。
聞き流すことで「怒りでは何も解決できない」ことをわかって
もらいましょう。
怒りのパターンを観察する
怒る人には必ずパターンがあります。
どんなときに怒るのか、相手をじっくり観察してみましょう。
そのパターンを知ることによって、同調するべきか、聞き流すべきか
のタイミングを計れば良いのです。
生きているといろいろと理不尽なことや納得いかないことって
ありますよね。
そんなつもりで言ったわけではないのに、相手が急に怒り出したり・・・
コツをつかんで人間関係うまくやっていきたいものです。